MEMBER
和太鼓から左官。気づけば伝統分野を歩んでいた
MURAKAMI
2010年
新卒
広島県 福山市
概要
高校時代は和太鼓に打ち込み、「地元を離れてよそに行くのも面白そう」と広島へ。入社16年目、福山出張所で職長として現場を預かるMURAKAMIさんに、仕事のリアルを聞きました。
Q. 学生時代、何かに夢中になっていたことはありますか?
A. 和太鼓です。高校で郷土芸能部という和太鼓の部に入りました。物珍しさというか、面白そうだなと思って。保存会の地域の方が指導に来てくれていて、練習は毎日でした。とりあえずしんどかったですね(笑)。腕もそうなんですけど、手に豆もできるし、構えているだけでずっと中腰になるので、下半身も結構しんどかったです。毎年、高校の文化祭のオープニングで和太鼓の演奏をしたり、地域のイベントに呼ばれて行ったこともありますし、一応、全国大会にまでは行ったかな。演奏を終えて拍手を受ける時は、もう「やり切った感」しかなかったですね。
Q. 数ある会社の中から、藤原組への入社を決めたきっかけは?
A. 就職の選択肢がほぼほぼでしたね。高校に来ていた求人をいろいろ見ていて、左官というのも面白そうだなというのと、地元を離れてよそに行くのも面白そうだなと思っていたので。今振り返っても、正直そんなノリのようなものだったと思います。
Q. 入社前に不安はありましたか?
A. 地元から離れるので多少の不安はあったのかもしれないですけど、「どこでもやっていけるだろう」と思っていたので、あんまりなかったような気がします。どちらかというと、会社の人とうまいこと馴染めるかな、ぐらいで。実際に入ってみたら、みんないい人なので。2ヶ月に1回、会社のゴルフコンペがあって、みんな出ていますし、僕も行っています。自由参加なので、2ヶ月に一遍ぐらいならいいんじゃないかなと(笑)。
Q. 現在の仕事内容を、1日の流れで教えてください。
A. まず会社に出てきて、必要な荷物を車に積んで現場に行きます。現場に着いたら朝礼に参加して。現場には「自分が職長の現場」と「他の人が職長の現場」の2種類があるんですが、自分が職長の現場だったら、一緒に来ている従業員の人に今日1日の仕事を説明します。昼頃になったら現場の昼礼があるので、監督さんや他の業者の人たちと次の日の仕事の打ち合わせをして、変更点があったら午後からまた従業員の人と相談したり、仕事内容を変えたり。自分の現場だったら、そんな流れですね。
Q. 職長になった経緯を教えてください。
A. 3、4年前ですかね。その前に練習期間みたいなものも少しありました。うちでは、ほとんどの人がある程度年数が経ったら職長になるんですが、時期は他の職長さんの数にもよります。僕の場合は、年配の方が2人「もう職長はしんどいじゃろう」ということで降りることになって、「若いのを2人、新たに職長にしようか」となった。そのうちの一人が僕だったという感じです。
Q. 自分が職長の現場と、そうでない現場とで、心構えは変わりますか?
A. 職長で行くんだったら、段取りよくできるように、「監督さんとこういう話をちゃんとしておかないといけないな」とか、聞きたいことがあったら前もって考えておくとか、職長の仕事内容をある程度考えていたりしますね。他の職長さんのところに行くときは、その職長さんの手助けになれるように、目いっぱい仕事を頑張ろうかなと。
Q. 「この仕事ならでは」だと感じることはありますか?
A. いいのか悪いのか分からないですけど(笑)、コンクリートは冬だと乾かないので、打設の時は残業になって、仕上がるのが次の日の朝方だったりするんです。1日現場に泊まって、そのまま次の日の朝礼に出るとか。他の職種では見たことがないですね。乾き待ちの間は、現場に休憩所が用意されるのでそこで過ごします。仮眠を取る人は取りますし、ただずっと休憩しているわけではなくて、コンクリートのタイミングを見て触りに行かないといけないので、行ったり来たりになりますね。
Q. 仕事で大切にしているこだわりはありますか?
A. 僕らからしたら、お客さんは監督さんになるんです。なので、監督さんが納得してくれるようないい仕事ができればなとは思っています。「これで大丈夫ですか」と聞いたら返事があるので。監督さんにもよるので分かりにくいところはあるんですけど、「ありがとう」と言ってくれるかどうか、ですかね。
Q. 福山出張所の雰囲気はいかがですか?
A. 今は13人ぐらいですね。会話はそこそこという感じで、現場から事務所に帰ってきてからが多いです。「明日サッカー日本代表の試合あるらしいよ」みたいな世間話もするし、現場の状況を説明して相談したりという話もあります。気軽に相談できる感じだと思いますよ。年齢の幅も広くて、外国人研修生が3人入ってきたんですが、その子たちはまだ二十歳になるかならないかぐらい。そこから20代、30代、40代、50代、60代、70代までいます。60代、70代のベテランの方とも話しますね。職場の話が多いかな。
Q. 左官は、若い方が有利な仕事だと思いますか?
A. 多少はありますね。材料が結構重たいので、運ぶのもしんどいですから。ただ、ベテランの先輩を見ていると、とにかく速い。若いころから腕を磨いているので、スピードと精度が両立しているんですね。体力が尽きる前に施工を終えられるんです。
Q. やりがいを感じた場面を教えてください。
A. ついこの間、自分が見ていた現場があったんですけど、そこの所長が、監督さんの会社の安全大会の表彰に推薦してくれて、表彰してもらったんです。それはやりがいでしたね。
Q. 仕事以外の時間は、どのように過ごしていますか?
A. 趣味で筋トレをやっています。自宅で、特定の部位というより全体的にバランスよく鍛えたいなと。始めたきっかけは、仕事をしている時に「体力が落ちたな」と感じたことなんです。年を取っても、おじいちゃんになっても、元気に動ける体でいたいなというのはありますね。休日もトレーニングしますし、仕事から帰ってきてからもやります。
Q. 今後の目標を教えてください。
A. 「頼りにされる職長」になりたいですかね。まずは上司である出張所の所長から頼りにされるように。上司ですから(笑)。
Q. どんな人が藤原組に向いていると思いますか?
A. 元気が一番かな。入社したての頃は材料を運んだりするのが一番の仕事なので、体力もそうですし、挨拶も元気がいい方がいい。あとは、人の話をよく聞ける方がいいかな。
Q. 最後に、応募を考えている方へメッセージをお願いします
A. 技術はやっているうちに身についていくから、とりあえず飛び込んでみてほしいです。左官という職種に来てほしいですね。左官は面白いと思いますよ。建物ができる上で、左官は絶対に欠かせない仕事ですし、壁も塗るし、土間も塗るし。建物がどうやってできていくのかを目の前で見られるのは、面白いです。
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